【公式】沖縄県で葬儀・葬式なら家族葬なら「こころの家族葬」

MENU

© 2023 こころの家族葬 All Right Reserved.

通話無料・24時間365日
いつでもお電話ください

MENU

お葬式の豆知識

TOPお葬式の豆知識法要知ってるようで知らない!?火葬場での流れや手続きとは
2024/08/01 法要

知ってるようで知らない!?火葬場での流れや手続きとは

火葬とは、ご遺体を焼却してご遺骨の形にする葬送方法のひとつです。今では葬儀と付随する形で火葬をするのが当たり前に感じるかもしれませんが、火葬が浸透したのは戦後になってからのことです。

また、当たり前に思う火葬についてですが、手続きや流れ、骨あげ(こつあげ)など火葬場でやらなければならないことについて知らないことも多いのではないでしょうか?今回は火葬場で行う儀式や手続きについて解説していきます。

火葬場での流れ

ご遺体を火葬場に運んだ後はどのような流れになるのかを見ていきましょう。火葬場ではご遺体と最期のお別れをする「納めの式」が行われ、それが済むと「火葬」、そして「骨あげ」、と進んでいきます。具体的な流れは以下になります。

<沖縄の葬儀:火葬場での流れ>
納めの式
└ご遺体の安置/お焼香/最期の対面
火葬
骨上げ
その他
還骨法要/御斎(おとき)

①納めの式
火葬場に運ばれたご遺体は、火葬炉の前に安置され、ご遺体の前には仮位牌(シルイフェー)遺影が祀られた祭壇が整えられます。準備ができたら「納めの式」の始まりです。「納めの式」とはご遺族がご遺体と最期にお別れするための儀式のことで、お焼香をしてからご遺体のお顔と対面して各自お別れを言います。

お焼香は故人と一番近しい喪主やご遺族から始まり、近親者、火葬場まで同行した故人と近しい一般会葬者へと続いてください。その後、棺の小窓を開けて故人と最期の対面を行います。

火葬場で全てを済ませる「直葬」や、沖縄で葬儀前に火葬を済ませる「骨葬」の場合、ここで「別れ花」の儀礼を行うこともあります。「別れ花」とは、火葬場にいる喪主や遺族、参列者がひとりひとりユリなどの花を持ち、棺に納めながら別れを告げる儀礼です。

納めの式に僧侶が同行している場合は読経供養を行う準備が進められますが、そうでなければ読経供養は省略されます。

②火葬
納めの式を終えると、いよいよご遺体の火葬となります。ご遺体が焼かれている間、ご遺族は火葬場の休憩室で火葬が終わるのを待つことになります。

火葬にかかる時間はおおよそ2~3時間ほどですので、喪主(施主)は同行しているご遺族や参列者の人々へお菓子などのお茶請けや軽食などを準備しましょう。昼食時間に重なるのなら弔辞用の仕出し弁当などを用意してもよいでしょう。

③骨上げ
火葬が終わると焼骨されたご遺骨の骨あげ(こつあげ)をします。骨あげとはご遺骨をお箸で取り上げて骨壺に入れる儀式で、ご遺骨の左右に2人1組で立ち、2人で一緒にお箸で1番近しい親族から順番にお骨を取り上げて骨壺に入れていきます。これは、確かにこの世にいた故人を「橋(箸)であの世へ渡す」という意味を持つ橋渡しの儀礼です。

ご遺骨の骨あげにも順番があり、足の骨から順番に、腕、腰、肋骨、歯、喉仏、頭といった順番に箸で拾い上げていきます。足元から順番に骨壺に納め、最後に喉仏を乗せ、頭を被せて納めます。

中でも特に喉仏は「小さな仏様」などとも言われ、ご自宅で遺骨を手元供養したい、分骨したい時には喉仏のみを分けてもらう喪主やご遺族などもいます。

ちなみに浄土真宗では、亡くなってすぐに成仏するという考え方なので橋渡しの必要がなく骨上げを行いません。こうした細かなルールなどは宗派によって違う場合があるので故人の希望する宗派などは事前に確認しておいた方がよいでしょう。

●沖縄で主流な骨あげの方法
基本的な骨あげは2人1組で行いますが、沖縄では3人1組、横並びでお骨を渡していき、3番目の方が壺の中へ納めるといった風習もあるようなので、宗派だけではなく地域特有の風習についても事前に調べておきましょう。

④その他
●還骨法要とは?
還骨法要」とは、ご遺骨になって自宅へ戻ってきた故人を供養する儀礼のことです。後飾り祭壇に、焼骨を終えた骨壺仮位牌(シルイフェー)遺影を祀り、僧侶に読経供 養をお願いします。最近では初七日法要(ハチナンカ)と一緒に還骨法要を行うことも多いです。

●御斎(おとき)
御斎とは、火葬の後に喪主(施主)が参列者へ振る舞う会食のことです。御斎を執り行う場合には、喪主(施主)は僧侶の出欠席の確認(欠席の場合は「御膳料」の準備)、御斎の席数や会場の手配、喪主挨拶などの準備も必要になってきます。

会場は地域の集会所や人数によってはレストラン、斎場のスペースを利用することもあります。また、火葬後にそのまま納骨した場合、霊園の個別法要スペースを借りることもあるでしょう。御斎の会場が火葬場から離れている場合には、高齢の参列者にも配慮して交通手段の確保も配慮が必要となってきます。ただし、沖縄では火葬後の御斎が省略される、もしくはお持ち帰り用仕出し弁当が用意されることも多いでしょう。

火葬場で必要な手続きとは?

火葬場で必要となる手続きは、基本的には葬儀社のスタッフが行ってくれます。亡くなった時に医師から受け取った死亡診断書(死亡届)を役所へ提出すれば、火葬許可証が渡されます。これを葬儀社のスタッフに渡せばOKです。多くの場合は死亡届の提出を含めた全般的な手続きを葬儀社スタッフが代行してくれるので、喪主はご遺族にとってはあまり意識することなく火葬が執り行われることになるでしょう。

<火葬場での手続き>
火葬許可証の提出
埋葬許可証の受け取り
(必要があれば)分骨証明書の受け取り

火葬場に到着したら最初に火葬許可証を火葬場スタッフに提出します。これがなければ火葬はできません。火葬を終えると「埋葬許可証」が火葬場より発行され、お墓への埋葬が許可されます。

●分骨は火葬場で行うのが最適
親族や知人が遺骨を分けてもらって供養する「分骨」を行いたい場合、火葬場で行えばその場で「分骨証明書」を発行してくれ、とてもスムーズに分骨を行うことができます。

もし埋葬した後にお墓から遺骨を取り出すようなことになれば「改葬許可」というものが必要になるので面倒になってしまうでしょう。

まとめ

火葬場で行う儀式や手続きについて理解できましたでしょうか。このほかにも、施設によって違いはありますが、火葬場のスタッフや担当者へお礼のお金を包む「心付け」が必要な場合もあります。包む金額の目安は1人あたり1000円~3000円ほどですが、必要に応じて葬儀社スタッフに託してしまうとよいでしょう。

火葬当日は故人との最期の対面であり、喪主(施主)としても集まってくださった人々への対応で忙しくなるでしょう。そのため、依頼できることは可能な限り葬儀社のスタッフなどに任せてしまい、喪主を含めたご遺族は、故人との残された時間を大切に過ごすようにしてください。