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お葬式の豆知識

TOPお葬式の豆知識葬儀マナー「火葬許可証」を失くしてしまった!!どうすればいいの?
2024/12/01 葬儀マナー

「火葬許可証」を失くしてしまった!!どうすればいいの?

故人のご遺体を荼毘に付す、要するに火葬をするためには一定の許可が必要になります。それらの手続きを経てから初めて火葬をすること、そして埋葬することが出来るようになります。でも、火葬には絶対必要となってくる火葬許可証をもし失くしてしまったらどうすればいいのでしょう?

今回は、火葬許可証を失くしてしまった場合の手続きについてお話していきます。

「火葬許可証」とは?

そもそも「火葬許可証」とは名前の通りで火葬を行う際に必要な許可証のことで、死亡届の提出をすることによって発行される書類となります。死亡届は医師が発行する死亡診断書の片側に付随しているもので、まずはこれを提出しなければ火葬許可証が発行されません。死亡届は故人が亡くなってから7日以内に役所の窓口に提出することになっており、死亡届を提出しなければ火葬許可証が発行されず火葬ができないので一般的には数日以内に届け出ることが多いでしょう。

ご遺体を火葬するためには、①死亡届の提出、②火葬許可証の受理、③火葬許可証の返却3つの手続きが必要となり、これらが行われないとご遺体を火葬することも埋葬をすることもできないので必ず提出し、返却してもらうようにしてください。

「火葬許可証」がないとどうなるの?

火葬許可証がなければ当然ながら火葬をすることができません。もし火葬許可証がないまま火葬して納骨をしてしまうと法令により罰則を受けてしまうので注意してください。罰則は以下の通りです。

<火葬許可証がない火葬に対する罰則>

①埋葬および火葬を24時間経過していないのに行った場合の罰則
・1,000円以下の罰金または拘留もしくは科料に処する。

②埋葬、焼骨の埋蔵を墓地以外の区域、火葬を火葬場以外で行った場合の罰則
・1,000円以下の罰金または拘留もしくは科料に処する。

③埋葬、火葬、改葬を市町村長、区長の許可を受けずに行った場合の罰則
1,000円以下の罰金または拘留もしくは科料に処する。

火葬許可証のない火葬埋葬許可証がない、もしくは墓地など指定された土地以外での埋葬をしてしまうと「死体遺棄」とされても仕方がありません。日本において遺体の火葬や埋葬など葬送に関する法律である「墓埋法」を違反する行為に抵触してしまえば6ヶ月以下の懲役、または5,000円以下の罰金を支払うことになってしまうことになるので、届出をきちんと提出して正しく火葬許可証を受理するようにしましょう。

火葬許可証の届出先

役所から発行された火葬許可証は火葬場の管理事務所に提出します。火葬許可証は葬儀から火葬場に向かう際に必ず持参するようにしましょう。不安な場合は提出や受理などを葬儀社のスタッフが対応してくれる場合もあるので事前に相談しておくとよいでしょう。

◇分骨は火葬場で行う

遺骨を分骨する必要がある場合には、その所在を証明するため「分骨証明書」が必要です。もし分骨する人がいるならば、あらかじめ火葬場に申し立てを行っておき、分骨許可証を必要な枚数分発行してもらいましょう。

もし遺骨を埋葬した後に分骨が必要となった場合には、しまったお墓をもう一度開けて分骨しなければなりません。できないことはありませんが、手続きが大変で困難な作業になるので出来るだけ納骨前に実施しておくことが望ましいでしょう。埋葬許可証1枚しか発行されません2枚目以降は分骨証明証が必須になりますので、親族や遺族と事前に充分に確認しておきましょう。

火葬許可証を失くしたら?

火葬許可証を万が一紛失してしまった場合には、発行した「市区役所・自治体」にて再発行をしてもらう必要があります。 火葬許可証(証明書)を紛失した場合の申請には以下が必要となります。

<火葬許可証の再発行>

・申請者本人の身分証明書
・印鑑

証明書(火葬場から返却された書類)を発行してから5年以内であれば発行のデータが記録されているので比較的スムーズに再発行できます。ただし、発行されてから5年以上経ってから紛失に気付いた場合、火葬した斎場に問い合わせをして火葬証明証を発行してもらわなければなりません。

まとめ

火葬許可証がどうして必要なのか、失くしてしまった場合の手続き方法については理解できましたか?火葬場で押印された火葬証明証は、その遺骨が「誰であるか」を証明してくれるもので埋葬許可証と同じ役割をしてくれるので、納骨の時にも必要となってくる書類になります。5年以上経ってから火葬許可証の紛失に気づきやすいケースは、自宅に遺骨を祀って供養する「手元供養」において多く発生しています。

現在は手元供養をしていて今後も納骨する予定がなかったとしても、いつどんなタイミングで納骨を必要とする場面がくるかわかりません。もし、仏壇や骨壺や骨箱があれば、火葬証明証をその中に格納して保管するとよいでしょう。