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2024/04/15 葬儀マナー

家族葬はどこまで呼ぶ?家族葬の「身内」とはどこまで?呼ばない方へご挨拶やマナーは?

家族葬はどこまで呼ぶ?家族葬の「身内」とはどこまで?呼ばない方へご挨拶やマナーは?
・家族葬ではどこまで呼ぶ?
・家族葬でトラブルを予防するマナーとは?
・家族葬へ呼ばない方への対応は?

規模の小さな家族葬ではどこまで呼ぶかを喪主やご遺族が決めます。
沖縄では新聞の訃報欄に掲載して、広く参列者を受け入れる一般葬が従来の葬儀ですが、家族葬を選ぶならば、個々にご案内をするでしょう。

そのため家族葬で参列を希望しない方々へは、マナーある丁寧な対応も不可欠です。
本記事を読むことで、家族葬ではどこまで呼ぶのか?
後々トラブルにならないための判断基準や、呼ばない方々への対応、マナーが分かります。

 

家族葬はどこまで呼ぶ?

家族葬はどこまで呼ぶ?
◇家族葬でどこまで呼ぶかは、明確には決まっていません

「家族葬」は名前こそ家族葬ですが、必ずしも家族だけしか参列できない葬儀ではなく、家族や身内のみで静かに進める、規模の小さな葬儀を指します。

 

●そのため家族葬だからと友人や知人を案内できない訳ではありません。

 
規模の小さな葬儀なので、必然的に血縁関係者に限られてきますが、遺族の希望によって、故人と生前に親しかった知人・友人が参列する家族葬も多いです。

ただし家族葬にどこまで呼ぶか、第三者でも納得できるハッキリとした判断基準を設けなければ、「なぜ○○さんが呼ばれたのに、私が呼ばれないの?」となり兼ねません。

 

そもそも「家族葬」とは?

◇「家族葬」とは、規模の小さな葬儀です

「家族葬」とは一般的に約10名~30名ほどの、故人とごく親しい身内や友人のみで執り行う葬儀で、一般葬とは参列者の規模が異なります。

公正取引委員会によると、家族葬の定義は、故人と親しい人々のみで執り行う、参列者50名未満の葬儀です。
ただし、公正取引委員会の定義はあくまでも暫定的なものであり、決められてはいません。

 

<公正取引委員会:家族葬の定義>
・親族、親しい友人、親しい関係者のみが参列する
・通夜、葬儀、火葬などは一般葬と同じ
・参列者50人未満の葬儀

 
通夜、葬儀、火葬などは一般葬と同じ扱いですが、参列者を受け入れた通夜を執り行うかどうかはご遺族の判断によります。

沖縄では新聞の訃報欄に訃報・葬儀情報を掲載して、広く参列者を受け入れますが、家族葬ではどこまで呼ぶかが決まっているため新聞に掲載せず、個々にご案内する形です。

 

小規模の家族葬ではどこまで呼ぶ?

小規模の家族葬ではどこまで呼ぶ?
◇家族葬は一般的に、ご遺族のみで執り行います

参列者の受け入れを限定した小規模な家族葬では、故人とごく近しい3親等以内の家族・親族のみが一般的です。

けれども家族葬でどこまで呼ぶかに明瞭な定義はなく、故人と生前に親しくしていた友人をご案内しても問題はありません。

ただし人数が限られた家族葬でどこまで呼ぶかは、後々トラブルにならないよう、ご案内するにあたり、明瞭な判断基準が不可欠です。

 

10人規模の家族葬

◇参列者10人規模の家族葬は、遺族のみで執り行います

家族葬でどこまで呼ぶかは、家族葬の規模も大きく影響するでしょう。
特に参列者10人規模の家族葬では、喪主・ご遺族が参列すると、他の親族までご案内できないことも多いので、親族への配慮は必要です。

 

<10人の家族葬でどこまで呼ぶかの目安>
※故人との関係性により記載
●ご遺族 ・喪主(配偶者)
・子ども
・子どもの配偶者
・両親
・孫

 
訃報ハガキとともに、家族のみで葬儀を執り行う旨を記載し、親族に理解していただきます。
故人と最期のお別れをしたかった親族が悔恨を残し、後々まで残るトラブルにもなりかねません。

 

20人規模の家族葬

◇参列者20人規模の家族葬では、ご遺族と親族の参加が一般的です

参列者20人規模の家族葬では、一般的に「ご遺族+親族」までのご案内が多いでしょう。
故人の血縁関係によりますが、20人規模の家族葬では、多くて第三親等までが目安です。

 

<20人の家族葬でどこまで呼ぶかの目安>
※故人との関係性により記載
●ご遺族 ・喪主(配偶者)
・子ども
・子どもの配偶者
・両親
・孫
●親族 ・兄弟姉妹
・兄弟姉妹の配偶者

 
近年の家族葬では、納骨まで済ませた後に訃報ハガキを送る葬儀も増えましたが、高齢の方々のなかには、葬儀前に訃報はさまざまな場所へ知らせるべき、とする方もいます。

そのため親族までは葬儀前に訃報を知らせるとともに、葬儀への参列を希望しない親族には、身内のみで執り行う旨を伝えると良いでしょう。

ただし家族葬に親族をどこまで呼ぶかは、誰もが納得できる判断基準を明瞭に設けておくことがトラブル回避のポイントです。

 

30人規模の家族葬

◇30人~50人規模の家族葬は、ご遺族+親族+友人です

30人~50人規模の家族葬になると、本州の一般葬と同様にご遺族と親族、そして故人が生前に親しかった友人・知人までご案内するものも増えます。

ただし沖縄の一般葬のように、新聞の訃報欄に掲載するのではなく、個々に訃報と葬儀案内を行う流れです。

 

<30人の家族葬でどこまで呼ぶかの目安>
※故人との関係性により記載
●ご遺族 ・喪主(配偶者)
・子ども
・子どもの配偶者
・両親
・孫
●親族 ・兄弟姉妹
・兄弟姉妹の配偶者
●ごく親しい友人 ・親友
・恩師
…など

 
友人・知人を家族葬でどこまで呼ぶかは、故人の生前の交友関係をある程度把握していた人が、「どうして俺だけ呼ばれないんだ?」とならぬよう、グループごとに判断すると良いでしょう。

とは言え故人本人しか知らない交友関係もあるので、故人と特に親しかった友人や、グループの代表に葬儀案内を行い、周囲への連絡をしてもらうと助かります。

 

家族葬でどこまでかは、基準が大切

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◇家族葬でどこまで呼ぶかは、明瞭な判断基準がポイントです

約10人~30人ほどが一般的な家族葬でどこまで呼ぶかは、誰もが納得できるような明瞭な判断基準を持つことで、後々トラブルを招く恐れがなくなります。

そのため家族葬でどこまで呼ぶかは、「ご遺族+身近な親族」が一般的な判断基準となり、家族葬の規模に合わせて、第三親等までご案内する喪主が多いです。

ただし親族以外にも故人と親しかった友人、お世話になった恩師や知人などは、ご遺族の意向により特別にご案内することが多いでしょう。

 

基本的には家族葬後の訃報

◇家族葬に参列を希望しない方には、葬儀を済ませた後に報告します

訃報ハガキを送ったことで、「葬儀に参列するべきか、しないべきか?」と先方が混乱しないよう、基本的に家族葬を執り行う場合の訃報は、家族葬を済ませた後での報告です。

 

<訃報ハガキのマナー>
●基本マナー ・葬儀後7日~14日までを目安に届ける
・黒枠のハガキに記載
・定型文を利用すると良い
●より丁寧に ・故人の思い出を記載
・故人の最期の様子を記載
(ご遺族の判断による)

 
けれども前述したように高齢の親族のなかには、「葬儀前に連絡すべき」との考え方もあるでしょう。

そのため基本的に家族葬への参列を希望しない相手には事後報告を行いますが、相手の年齢や性格、故人との関係性に配慮しながら、親族へは葬儀前の訃報が良いこともあります。

 

家族葬に参列を希望しない方へのマナー

◇参列の辞退を明瞭に記載します

もしも家族葬を済ませる前に訃報を知らせる場合には、先方が混乱しないよう、家族葬を執り行うこと、葬儀のご案内ではないことを明瞭に記載してください。
例えば、下記のような文章を添えると良いでしょう。

 

<参列を辞退する例文>
「故人○○の意向により 家族のみで執り行う予定です
葬儀への参列につきましては 大変申し訳ございませんが辞退申し上げます」
「誠に勝手ながら御香典・御弔電・御供花などのご厚意は謹んで辞退いたします」

 
また家族葬に伴い、香典・弔電・供花を辞退するかどうかも判断が必要です。
もしも香典・弔電・供花のいずれも辞退する場合には、その旨も明瞭に記載しましょう。

喪主やご遺族の精神的疲労により、家族葬を済ませた後の弔問も辞退したい場合には、その旨まで記載します。

 

 

まとめ:家族葬はどこまでかの基本は「ご遺族+親族」です

まとめ:家族葬はどこまでかの基本は「ご遺族+親族」です

約10人~30人ほどの規模の小さな葬儀「家族葬」は、名前こそ「家族葬」とされるものの、どこまで呼ぶかは喪主やご遺族の判断によります。

けれども「私は呼ばれなかった」「故人と最期のお別れがしたかった」と、後々他の親族とのトラブルを避けるためには、誰もが納得できる判断基準のもとに参列者をご案内するため、基本的には「ご遺族+親族」となるでしょう。

参列者30人以上の家族葬では、ご遺族・親族の他にも故人と親しい友人をご案内することもありますが、故人が所属する部署やグループなど、交友関係への配慮も必要です。

また家族葬を執り行うにあたり、香典・弔電・供花を受け取るか、辞退するかも判断して、家族葬を済ませた後の弔問への対応も検討した後、全てを明瞭に記載すると良いでしょう。