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TOPお葬式の豆知識葬儀マナーお通夜・葬儀・告別式の違いは?どの式典に参列するべき?
2024/06/05 葬儀マナー

お通夜・葬儀・告別式の違いは?どの式典に参列するべき?

沖縄での葬儀と言えば、新聞のお悔み欄で訃報を知らせ、それを見た関係のある人が葬儀や告別式へ参列するのが一般的でした。ただ、近年では、人数を限定し、個別に葬儀の案内状がハガキで届くこともあるため、どの式から参列したら良いのかと迷ってしまう人も増えたとの話があります。

今回は、沖縄においてのお通夜、葬儀、告別式の違いと特徴、どれに参列するべきかの判断基準をお伝えします。

・沖縄でお通夜、葬儀、告別式にはどのような違いがあるの?
・訃報が届いたらどれに参列すればいいの?
・まとめ

通夜、葬儀、告別式のそれぞれの違いは?

◇お通夜とは?

お通夜とは葬儀の前夜に遺族や親族によって最期の別れの時間を故人と過ごすもので、その昔は近しい家族が、お線香を絶やさぬよう煙の番を行いながら、夜通し過ごすものでした。

沖縄ではお通夜のことを「ユートゥージ」や「ユーグムイ」と呼び、やはり夜明けまで近親者が遺体を見守るという風習でした。

また現代では法的な決まりで、人が亡くなると24時間は火葬ができません。そのため、お通夜は火葬まで遺体を安置するための時間であるという意味合いもあります。

ただ、現代のお通夜は夜通し執り行われることは少なく、半通夜と呼ばれる形で1〜3時間程度で済ませることが一般的になってきています。

◇葬儀とは?

葬儀とは宗教的な儀礼として、故人の魂をあの世へ送る儀式のことです。沖縄では仏式の葬儀が多く、僧侶による読経供養で成仏を祈り、死者を葬送します。

沖縄独特の風習としては、先に遺族のみで火葬を済ませてしまい、遺骨で葬儀を行う「骨葬」が多いのが特徴です。これは、気温の高い沖縄ならではの事情で、遺体を長く保存しておくことが昔は難しかった時の名残として続いているものだと言われています。沖縄の葬儀は一般的に亡くなった翌日の昼頃に始まり、葬儀自体は約1~3時間と短時間に終わることも特徴的でしょう。

◇告別式とは?

葬儀が宗教的な儀礼として僧侶を中心とした儀式であるのに対して、告別式は喪主やご遺族を中心として行う点が違います。そのため無宗教など宗教的な葬送を好まない遺族でも告別式は執り行うという家が多いです。ただ、一般的には宗旨宗派に基づき、献花やお焼香、玉串奉奠(たまぐしほうてん)などを行うことが多いでしょう。

沖縄では本来、葬儀と告別式は別々に執り行われるものでしたが、近年では火葬後にそのまま続けて葬儀と告別式をまとめて行う家も増えてきました。また、最近では初七日法要四十九日までのナンカスーコー(七日焼香)を、葬儀当日に繰り上げて行う、「繰り上げナンカスーコー(七日焼香)」も見受けられます。

訃報が届いたら、どの式典に参列するべき?

①告別式にのみ参列する

知人や友人の訃報を新聞のお悔み欄で知った場合、参列者を多く受け入れる形の告別式に参加すれば問題ありません。沖縄の葬儀や告別式では、人を限定せず広く弔問客を受け入れますので、参列者は100人以上の規模の大きな一般葬スタイルが一般的です。場合によっては一般人でも200人近い弔問客が訪れる葬儀も沖縄には多いため、列に並んでお焼香のみを済ませて退場する流れの葬儀も多いです。このような葬儀では香典返しをしない場合も多いので、お香典も気を使わせないように約1千円~3千円を包みます。

近年の沖縄では同日に葬儀に続いて告別式を行いますので、もし個別に訃報ハガキをいただいた場合には、どちらにも参列するとよいでしょう。ちなみに、沖縄では葬儀と告別式を続けて行う場合には僧侶が一度退場する流れが一般的となっています。

②通夜と葬儀(+告別式)に参列する

葬儀の案内が届いた際に、通夜と葬儀、両日の日程が案内されているのであれば両日参列して問題ありません。お通夜に参列する場合、訪問客は近隣の人々で、翌日の葬儀の日程を確認しに来る程度でしたが、最近では火葬する前の弔問客を受け入れる半通夜が多くなっています。

ただ、ひと昔前の自宅葬が主流だった頃の沖縄では、葬儀や告別式が多くの参列者を受け入れるものであり、通夜(ユートゥージ)はごく近しい遺族のみで過ごすものとなっていました。もし、昔ながらの自宅葬を行う葬儀であることが沖縄で分かった場合は、知人や友人は参列を控え、翌日の告別式に参列してください。沖縄で行われるお通夜は、基本的に親族や遺族が故人と寄り添う時間になっているため知人や友人は控えるほうがよいでしょう。

まとめ

沖縄の通夜と葬儀、告別式の違いは理解できましたか?従来の沖縄では葬儀(告別式)のみの参列が一般的でしたが、近年は人数を限定した家族葬なども増え、通夜と葬儀、両日の日付が書かれた葬儀の案内状も増えてきました。葬儀案内状に通夜と葬儀、両日の日程が記載されているのであれば、どちらか一方、もしくは両日とも参列して問題はないでしょう。

両日参列する場合、通夜だけ参列、もしくは葬儀&告別式に参列する場合のどちらも喪服を着用することが多いです。ひと昔前の沖縄の葬儀では、通夜の参列時には地味な色目の服装が「平服」とされました。昔ながらの沖縄の一般葬で、故人とごく近しい間柄として通夜に参列するのであれば、平服を着用してもよいでしょう。