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2024/10/01 葬儀マナー

キリスト教式の葬儀とは?宗派や死生観の違いやマナーとは?

日本において葬儀といえばついつい仏教スタイルをイメージしてしまいがちですが、クリスチャンであればキリスト教式の葬儀を執り行います。しかし、普段からキリスト教に馴染みがなければ、キリスト教式の香典の表書きのマナーなどに戸惑われる方は多いかもしれませんね。

キリスト教とはどのような死生観を持った宗教なのか、呼ばれた際のお香典のルールについてみていきましょう。

キリスト教の宗派や死生観の違い

一言でキリスト教といってもその宗派は「カトリック」「プロテスタント」「正教会」と大きく3つに分かれています。3つに分かれたと言っても日本での正教会はかなりマイノリティですので、主にはカトリックとプロテスタントの違いについて知っておけば大丈夫です。分かれた理由は歴史的に色々あったためですが、興味のある人は調べてみると面白いかもしれません。

それぞれの違いについても細々ありますが、訪れた教会でマリア像があったらカトリック、無ければプロテスタント、教会内の装飾品が多く十字架にイエスの像が付いていればカトリック、教会内が簡素であればプロテスタントなどの違いがあります。

正教会も含めてキリスト教では人が亡くなっても身体が滅びるだけで、いずれ復活するという考え方が基本にありますが、死後の世界での在り方がカトリックとプロテスタントでは違うので下記の表にまとめています。

<キリスト教式の葬儀:宗派の違い>
[宗旨宗派] [死生観] [葬儀の形式]
●カトリック ①人は復活する
②生前の行いで行き先が違う
・地獄
・天国
・辺獄
・リンボ
・煉獄
③懺悔が必要
・生前の罪が償われる
・罪を告白する
・遺族はミサで祈る
・宗教者…神父
・説教
・献花
・聖歌斉唱
●プロテスタント ①人は復活する
②死後の世界はない
・もともと罪を背負っている
・全てを神に委ねる
・懺悔はない
・祈りは神に捧げる (ご遺族の心を慰める)
・宗教者…牧師
・聖書朗読
・献花
・讃美歌斉唱
●正教会 ①人は復活する
②死は復活までの一時的な眠り
・死者を永眠者と呼ぶ
・神による永遠の記憶が永眠者に与えられるように祈願する
・永眠者には洗礼名が与えられる
・宗教者…司祭
・臨終は街中の鐘によって知らされる
・通夜(パニヒダ)
・埋葬式
●仏教 ①人は成仏する
②冥土の旅がある
・生前の罪が問われる
・遺族は追善供養をする(追善供養で後押しする)
・宗教者…僧侶
・お経
・お焼香

以上のように同じキリスト教式の葬儀でも、カトリックでは仏教の追善供養と同じように、ミサを行い祈ることで、故人の死後の世界の平安を祈ります。

一方で仏教では浄土真宗で追善供養を必要としないように、もともと死後の世界がないプロテスタントではミサによる懺悔の祈りを必要としません。この違いがあるため、キリスト教式の葬儀で掛けるお悔みの言葉も異なります。

キリスト教式の葬儀に呼ばれた際には、カトリックなのかプロテスタントなのか参列前に確認しておきましょう。をもとに他の遺族とともに相談しながら決めていく必要があります。とにかく決めるべきことがたくさんあるので、一人で背負い込まずに遺族と協力しながら決めていきましょう。

キリスト教式の葬儀での表書きは?

仏式の葬儀でのお香典の表書きには「お線香料」と書くのが一般的ですが、キリスト教式の葬儀では献花を行うので、お香典の表書きには「御花料」と表記します。カトリック、プロテスタントで表書きが違う場合もありますが、基本的にはどちらでも構いません。

<キリスト教式の葬儀:香典マナー>
●表書き
[全般]
・御花料
・お花料
[カトリック]
・御ミサ料
[プロテスタント]
・弔慰料
●不祝儀袋
・厚手の白無地封筒
[絵]
・十字架
・百合の花

キリスト教式の葬儀で渡す不祝儀袋は、白黒の水引きがないものを選びます。キリスト教のシンボルである十字架や百合の花が描かれた封筒でも良いでしょう。蓮の花などが描かれた不祝儀袋は仏式のものですので控えるようにしましょう。 

キリスト教式葬儀のマナー

キリスト教式の葬儀で大きな特徴は、仏式でのお焼香の代わりに献花を行うのが大きな違いでしょう。献花に使用する花は、聖母マリアのシンボルとされるユリが多いですが、喪主側が用意してくれた花を献花します。

また服装についてはスーツなどの洋装の喪服であれば問題ありません。着物や袴などは不釣り合いなので、故人の宗派を事前に調べておくことをおすすめします。

まとめ

今回はキリスト教の宗派や死生観、ミサの有る無し、お香典の表書きや簡単な葬儀におけるルールについてみてきましたがいかがだったでしょうか。

キリスト教式の葬儀では、カトリックなら聖歌、プロテスタントであれば讃美歌を歌います。キリスト教徒でなければ馴染みは無いかもしれませんが歌詞カードも配られるので、分からないながらも口ずさんで故人を偲びましょう。