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TOPお葬式の豆知識沖縄の伝統文化知ってるようで知らない?沖縄の喪中期間とやってはいけないこととは?
2024/10/01 沖縄の伝統文化

知ってるようで知らない?沖縄の喪中期間とやってはいけないこととは?

亡くなった方に対する追悼の期間「喪中(もちゅう)」と言いますが、喪中の期間に年賀状のやり取りをして良いのか?職場や学校をどの程度休むのか、日常に影響する内容なので詳しく知っておいた方がいいですよね。

今回は知っているようで知らない、沖縄の喪中期間とやってはいけないことなどを解説していきましょう。

・喪中とは?期間中にしてはいけないこととは?
・喪中と忌中の違いとは?
・どの範囲までの親族が喪に服すの?
・沖縄で喪中に行ってはいけないことは?

喪中とは?期間中にしてはいけないこととは?

「喪中」とは、近親者が亡くなった後に一定期間その死を悼む期間のことを指します。一般的には亡くなってからの1年間を喪中としますが、故人との親しさや地域の慣習によって異なってくることもあります。

沖縄ではその昔、喪中を「忌服(きふく)」「服喪(ふくも)」などとも言われてきた歴史もあります。喪中が全国的に行われるようになったのは、江戸時代に五代将軍である徳川綱吉の時代、喪に服す親等の範囲謹慎日数が定められている「服忌令(ぶっきれい)」が制定されてからとされています。

その後、明治七年の太政官布告で忌中と喪中それぞれの期間が細かく制定されましたが、昭和22年に法律としては無くなりました。けれども、現代でも喪中と忌中の習わしは沖縄も含めた全国に残っています。

喪中の間は祝い事派手な行動を避ける習慣があります。特に年賀状を出さないというのは一般的でしょう。また、結婚式祭りなど祝い事への参加を控えることもあります。さらに沖縄では以下のような風習もありました。

<昔の沖縄の喪中>

・門戸を閉じる
・酒肉を断つ
・弔せず(人の死を弔わず)
・賀せず(喜び祝うことをせず)
・音曲をなさず(音楽を楽しまず)
・嫁とりをせず
・財を分かたず(財を別々にせず)

これらの習わしはあくまでも昔のものですが、その一部は地域などにより現代でも残されているそうです。

喪中と忌中の違いとは?

喪中はいつからいつまで忌中はいつからいつまで?期間中はどんなことをしてはいけないの?といったことが混同してしまいがちなので、以下にまとめます。それぞれの目的も含めてチェックしておきましょう。

<喪中と忌中の主な違い>

①期間
・喪中は1年程度と長い期間を指します。
・忌中は49日など、比較的短い期間を指します。

②目的
・喪中は亡くなった人を哀悼することに焦点を当てます。
・忌中は亡くなった人の魂を清め、成仏を祈る期間です。

③行動
・喪中は、特に祝い事を避ける期間ですが、通常の生活は続けられます。
・忌中は、神社など神聖な場所への参拝を控えるなど、より厳格な自粛を行います。

沖縄で喪中とされる期間は故人が亡くなってから13ヶ月とするのが一般的です。年中行事としては慶事であるシーミー(清明祭)は控え、その代わりに弔事のジュールクニチー(十六日)にお墓参りを行う家が多いようです。また、忌中を過ぎていれば旧盆は「みーぼん(新盆)として行いますが、昔は通常の親族が集まる旧盆は控え、近しい家族や身内のみで弔事として執り行っていました。近年では本土の風習にならい、みーぼん(新盆)は僧侶を呼んで読経供養を行う家も増えています。その際は同じく弔事として行いますが、親族が集まり追善供養を行います。

どの範囲までの親族が喪に服すの?

沖縄での親族が喪に服す範囲は二親等までとされています。ただし故人との生前の関係性もありますので、二親等以内の親族であっても同居していたなど、故人と生前に深い関係性にあって、喪に服したいとするならば喪中として良いでしょう。

<喪に服す範囲>

●故人から見た関係性として
・配偶者/両親(父母)/祖父母/子ども/子どもの配偶者/孫/孫の配偶者/兄弟姉妹/兄弟姉妹の配偶者

【配偶者方の親族】
・配偶者の父母(義父母)/配偶者の祖父母(義祖父母)/配偶者の兄弟姉妹

沖縄で喪中と言えば年賀状は出さずに喪中はがきを出すしきたりがあります。喪中はがきを出す相手は毎年年賀状を出している人や葬儀の参列者のほか、喪に服す範囲にない三親等以上の親族が一般的です。

沖縄で喪に服す期間は以下です。

<喪に服す期間>

●故人から見た関係性として

・配偶者…13ヶ月
・両親(父母)…12ヶ月~13ヶ月
・祖父母、子ども…3ヶ月~6ヶ月
・兄弟姉妹…30日~3ヶ月

多少ズレはありますが、前述した明治七年制定の太政官布告「忌服令」が大まかな目安となり、現代に至る地域が多いです。

沖縄で喪中に行ってはいけないことは?

沖縄で喪中に控える事柄は、主に慶事お祝い事への参加です。喪中は喪に服す期間ではありますが忌中ほど厳格ではありません。前述した江戸時代や明治時代の喪中とは違い、現代の沖縄の喪中は、結婚式などの慶事への参加を避け、お祝い事や大きな事柄を控えて過ごせば良いでしょう。

<喪中で控える事柄>

①慶事への参加
・結婚式/祝賀会/式典

②お正月のお祝い
・鏡餅や門松などのお飾り/「おめでとうございます」の挨拶/年賀状/お屠蘇(おとそ)やおせち

③引っ越し
・家を建てる/リフォーム/神式の地鎮祭/大きな買い物

④旅行

質問の多い喪中の初詣ですが、忌明けであれば参拝をしても問題はありません。子ども達が楽しみにしているお年玉に関しては、「お小遣い(おこづかい)など、表書きを変更して差し上げると良いでしょう。

まとめ

沖縄での喪中についてはいかがでしたか?喪中とは「喪に服して身を慎む期間」のこと、沖縄では亡くなった月から13ヶ月を喪中とする、慶事やお祝い事への参加を控える、ということに注意して慎ましやかに華美な行事は行わないようにしましょう。その期間は亡くなった人を思い出しながらその死を悼んであげながら生活すると、きっと天国の故人も喜んでくれると思いますよ!